【感想】八月の六日間

山に全然いけてないので、山の雰囲気を味わえる本をと思い、ネットでなにかないか捜しているときに出会ったのが、この八月の六日間。山女子小説ということで期待して読みました。
八月の六日間

八月の六日間の基本情報

基本情報

タイトル:八月の六日間
著者:北村薫

八月の六日間のあらすじ

40歳目前、文芸誌の副編集長をしている“わたし”。ひたむきに仕事をしてきたが、生来の負けず嫌いと不器用さゆえか、心を擦り減らすことも多い。一緒に住んでいた男とは、3年前に別れた。そんな人生の不調が重なったときに、わたしの心を開いてくれるもの―山歩きと出逢った。四季折々の山の美しさ、怖ろしさ。様々な人との一期一会。いくつもの偶然の巡り合いを経て、心は次第にほどけていく。だが少しずつ、けれど確実に自分を取り巻く環境が変化していくなかで、わたしは思いもよらない報せを耳にして…。生きづらい世の中を生きる全ての人に贈る“働く山女子”小説!

八月の六日間の目次

九月の5日間
二月の三日間
十月の五日間
五月の三日間
八月の六日間

八月の六日間の感想

あらすじのとことにも書いてるとおり山女子小説とあります。でも、山岳会小説かと思ってしまい、そう読んでみたのです。
が、山岳小説というよりもアラフォー女性の生き方が書かれた小説でした。

あらすじのように、主人公が日常生活で行き詰まり、山に行き、そこで自分をみつめ、人と出会い、リフレッシュされる話でした。

まず、山岳小説かと思って読むと、ちょっと疑問が湧きます。

事細かに記載されてます。が、これが突っ込みどころ満載で。
例えば荷物準備。あれ持ってこれ持ってと書かれていて、『うんうん、持つよねー!』なんて思いつつ、『あれ?お菓子多くない?』から、『えっ、この荷物、○○の○○ℓに入れるの?入らないんじゃない!!』なんて感じになります。
さらに、山に行っての行動がどう考えても、自分の力量よりも上の山に行っていて、危なかしい。
登る前日に夜中まで起きてたり、飲み会だったりもするしね。
山で体調悪いのに、そんだけ移動する?とか、本当にいろいろ突っ込みたくなります。

山女子小説だから山岳小説でなく、普通にアラフォー女性の生き方として読むと、これはこれで物足りなくて。
回想している事項と現実のこととの繋がりもよくわからず、主人公の気持ちもちょっと理解できなかったかも。
この主人公は山に本を持っていくのです!文庫本3冊とか持っていた日には、オイオイって言わずには入れない。
この持って行った本とも繋がりがあるわけですが、あまり詳しくない本だったので、その繋がりがよく分からなかったです。

私もソロで行きますが、その時にいろいろ考えてしまうことがあるので、主人公が自分を見つめなおす時間を持つのは、わかります。共感できる部分も少しはあったのです。なんだろう、男性が考えるキャリアウーマンのアラフォー女性なだと思います、この主人公。

そして、主人公が自分の問題を見つめなおすとしても、べつに山登りでなくても良かったのではないでしょうか。もう少し上手く山登りを使えなかったのでしょうか。残念です。

山岳小説でもなく、アラフォー女性の生き方小説でもない、どっちつかずの印象になってしまいました。

ランキング
ランキング参加中、応援お願いいたします。
にほんブログ村 アウトドアブログ 女性登山者・山ガールへ
にほんブログ村

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする