憑神
DVDで映画「憑神」を見ました。コメディだと思っていたのですが・・・
<憑神のあらすじ>
幕末、別所彦四郎は、代々将軍の影武者をつとめてきた下級武士の家の次男に生まれた。
幼いころより文武に優れ、秀才の誉れ高かった彦四郎だが、婿養子に入り離縁され、兄夫婦の家に居候生活という、肩身の狭い思いをしていた。
あるとき彦四郎は、旧友と再会。そば屋の親父が言うには、彼が出世したのは、向島にある「三囲り(みめぐり)稲荷」にお参りしたからだと。その帰り道、酔った彦四郎は「三巡り(みめぐり)稲荷」を発見。ここぞとばかりに、稲荷に神頼みをする。
が、実はこのお稲荷様は、災いの神を3度もよこすという稲荷だった。
貧乏神などに取り憑かれた彦四郎の運命は・・・。
<憑神の感想>
前半、貧乏神の西田敏行が出ていたころは、コメディ調で面白かったのですが、だんだんトーンが変わってきます。
このトーンが変わっていくのは、最初は無責任だった彦四郎が、だんだん自分の人生を考え、変わっていく姿を描いているため。だけど、中途半端で、尻すぼみになってました。
彼がいろいろ考えていることなどがあまり伝わってこない。心情を描ききっていないため、ラストの彼の決断が納得のいかないものになっています。
嫁や息子との関係なども中途半端にしか登場しないし、彦四郎の内面の葛藤がきちんと描いて欲しかったですね。
また、幕末なんだよと、思わせるためだけなのか、俳優の出番を増やすためなのか、無意味と感じるシーンもあり。
そば屋の親父、香川照之や兄役の佐々木蔵之介、貧乏神の西田敏行など、脇役がとってもいい演技をしてました。それだけに、面白い設定を生かしきれなかった映画になってしまった感がありで、残念。
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